日原川下流域の探訪
前回、溺死したデジカメの記録メディアのみ、カメラ屋さんで復活しました!
CD−Rに画像データをコピーしてもらって380円也。便利な世の中になったもんです。
以下は、前回の釣行記録であります。
◇ ◇ ◇ ◇

日原川最下流域。写真は「奥多摩工業」ですが、ま近で見ると、なんかこう、“戦艦大和”みたいな迫力があります。

目の前には、管理釣り場&バーベキュー場があり、

それを越えると、ようやく“本当の渓流”ぽくなってきます。

朝七時。僕の他に人の気配なし。にわか雨もぱらついて、もの寂しげな気分です。

孤独な旅人の心をなごませてくれたのは、一尾のイワナ姫でした。
白い女体・・・ではなく、魚体がなんとも美しい。萌えます。


しばし、見惚れる。
うっすらとパーマークが残る。それは、純潔の証し。


あくまでも勝気な姫君は、自らの意思で、本来の彼女の居場所へと還って行きました。
残された男は、それを呆然と見送るしか手立てがありません。


養殖場から逃げ出した(?)ニジマス。

ふと見上げれば、夏草のおい茂る石橋。
手つかずの自然というのも、もちろんいいですが、わずかに人工物が加わることによって、なんとも言い難い風情がある・・・・と感じるのは、僕だけでしょうか。

それから、また川を下って(※渓流釣りのセオリーからは外れている)、奥多摩川との合流点を目指します。
なんか、もう、イワナ姫で満足しちゃったんで、この付近探訪です。
時刻はまだ午前十時半ぐらい。
(後に、あんな悲劇が待っていようとは・・・!)

二つの川の合流点は、湖沼のようになっていました。
周りに人がいないと、かなり不気味です。
河童とか住んでいそうな感じ。


そういえば、台風とともに管理釣り場から逃れて、この辺りでネイティブ化したビッグ・レインボーのうわさがあったような・・・。
ルアーの人なんかは、五十センチとか七十センチのニジマスを、ごりごり釣り上げたりするんでしょうか。
いずれにせよ、0.3号の糸メインでエサ釣りをする僕には縁のない話です。

賽の河原・・・・・・。

気まぐれにハヤ(ウグイ??)など釣り上げてみました。(というか、ヤマメを狙っていたら、勝手に喰いついてきた)
これはこれで、ぴちぴちと大変に元気が良く、愛おしい感じがします。
地元の翁の話によれば、この魚の当たり年だそうで、五月の連休ごろには、真っ赤になって産卵づいていたそうです。
実は、この魚の住んでいた淵が、後に僕を頭から飲み込んだ淵なんですが、ウグイ君の逆襲なのか、それとも彼に流れを教えてもらっていたおかげで助かったのか、解釈が難しいところです。
(ちなみに、ハヤ・ウグイの類は僕の遊魚券では釣れないので、リリースしてます)

これぐらいの時間から、ちょうど具合よく太陽が出てきました。
川を渡って、あの橋の下まで戻ろうかな・・・・なんて思ったりして。
(前回の日記に続く★)
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