倉沢谷の不思議ヤマメ
・・・・と、いうわけで、本年(平成21年)最初の本格的な釣行は、日原川支流“倉沢谷”となりました。。
実は、4月に地元の多摩川本流で竿を出したりもしたんですが、レポートに値する釣果がなかったりして。
(いわゆるボーズどころか、終日アタリすらなし!)

倉沢橋。
東京都で、いちばん下までの距離がある橋・・・・だったと記憶してます。
しかし、樹木が生い茂っているせいで、のぞき込んでも、あんまり怖くない。


で、こちらが今年の初ヤマメ。

ヤマメの住んでいた流れ。

初イワナ。
やや小ぶりですが、超元気いい。

イワナの住んでいた辺り。

初ちびヤマメ・・・。

ちびヤマメのいた流れ。

起伏に富んでますが、まだ普通に遡行できます。

先人が残して行ったロープを使って、降りる。
むろん、信頼しすぎないで、ロープはあくまでも補助と割り切ることが必要です。

なんとなく、ここにはカミサマがいるっぽい。


で、これが問題の不思議ヤマメであります。
パッと見て、いつものヤマメと違うことが分ると思います。
山のカミの悪戯なのか。ミステリーを感じます。

不思議ヤマメの住んでいたふち。

不思議ちゃんの撮影に夢中になっていたら、二人づれのおじさま釣り師に追い抜かれてしまいました。。
まあ、彼らもずっと僕の後ろを遡行して来たとすれば、釣果は貧しいはずですから、ここは気持ち良く先を譲ることにしましょう。
しばらく休憩してから、いったん林道に上がって、別のポイントを探し、歩きます。
・・・・そうすると、おや、砂防ダムみたいなのが現れて来ましたよ!

歩いてみた。

上から見下ろす。

ダムの表側。
残念ながら、期待していたような、大場所はありませんでした。。

この辺りまで来ると、「ザ・渓流」という感じになって来ます。
ときに竿をたたんで、三点支持の基本を守って、慎重に進んでいく。

・・・・実はこのイワナ、ぷかぷか浮いているのを、手でつかみ取ったです。
ひん死の重症なのかな?と思いきや、少しすると、ゆらゆら〜と泳いで消えて行きました。
頑張れ!!

なんとか、自分の竿でもう一尾追加したい・・・と思いながら、ここぞ!というポイントに仕掛けを投下するも、 小さなアタリがあるだけで、掛かりません。
そのうち、だんだん暗くなってきました。
午後3時20分。あまりにも不気味で、「新耳袋」的妄想があれこれ思い浮かぶようになって来たので、 残念ながら、本日はこれまで。

帰り道の林道の様子。
お隣の“川乗り谷”よりも、多少歩きやすい感じがします。

「こういうの、山に捨てていくやつ、頭おかしいんじゃないの。」

倉沢谷の入り口。マイカー規制の理由は、ズバリ、危ないから。

今回、単独行で、アルコール摂取するのはあまりにもやばい感じがしたので、 奥多摩駅に帰り着いてから、ビールをやります。
無事に帰れることが、いちばんです。
飲みだしたら、この日はじめて、どしゃぶりの雨に。。


釣り始め:午前7時
釣り終わり:午後3時20分 ほとんど休憩なしで9時間歩きっぱなし。
※で、肝心の不思議ヤマメの正体ですが、実はこれ、イワナとヤマメの混血種なのですね。
たしかに、ヤマメとイワナが半々で釣れて来る・・・という領域なので、時にそういうことが起こり得るのかもしれませんが、
神秘を感じます。
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