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 ゴールデンウィークの連休明けに、日原林道を歩いて、僕は愕然としたよ。

 道の脇に転々と落ちている、ウンコ(以下「●」と略す)の数の多さに。

 ●といっても、サルや、シカや、カモシカや、ツキノワグマの●じゃあないぜ。

 ご丁寧に使用済みのティッシュが被せてある、人間様の●である。

 時には、たばこの吸い殻が添えられていたりもする。

 大自然の中で、たばこを燻らしながら、●をぶっぱなす快感といえば、それは筆舌に尽くしがたいものだったでしょう。……ええ、分かります。

 それにしても、人口密度の高い連休の奥多摩で、お尻を丸出しにしている間に、他のハイカーや釣り師が通りかかる「事故」が起きなかったのかと、多少心配ではある。



 ひとつだけ、どうしても許しがたい事例を挙げさせてもらおう。

 これは今年の話じゃない。平成23年夏の出来事。
 日原林道にいくつかある「水場」のすぐ脇で、ほっかほかの●を放置して立ち去った奴がいる!
 あのな、言っとくけど、そこは、お前の、水洗トイレじゃないぞ。
 憩いの水場だ。
 あんまり見かねたので、お前の●は、この僕が、落ち葉ごと丁重にすくい上げて、別の場所に埋葬させて頂いた。茶色の染みのついたティッシュペーパーも含めて。
 少しでも分解が進むように(?)手持ちのミミズ太郎を、10匹ほど投入もした。

 「水場での大便を禁ず」まじで、こんな風な案内看板が必要なんじゃないかと痛烈に思ったわけですよ。



 人が思っているほど、自然の中に残されたティッシュの類は、そう簡単には分解されないということは知っておいた方がいいと思う。
 一般的に、標高が上がれば上がるほど、「分解者」が少なくなるので当然なのだが、意外とみんな、「二、三日もすれば自然の中で、土に戻るだろう」なんて考えているんじゃないか。
 それは大きな誤解なんであって、日原林道から谷に下りる某入渓ポイントに放置されたティッシュが、翌シーズンになってもそのまま残っていたというくらい、場所によっては、いつまでも残り続ける。


 人間の生理現象だから、山で●をしたくなるのは仕方がない。
 しかし、その場合は、せめて、水場の近くは避ける、みんなが休憩するようなポイントも避ける、腐葉土のある藪の中で穴を掘ってできるだけ地中深く埋める、これくらいは常識にして頂きたい。
 また、某アルピニストの人が提唱されていたことですが、本当はティッシュの類はビニールに入れて持ち帰るのがベストで、それが無理なときはライターで火をつけて燃やす。これくらいはやってもいいのではないかと思う。

 あ、たばこの吸い殻については、もう論外ということで。山のカミが、ばちを与えてくれることを祈るばかりである。

 

平成25年6月記




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